悪役令嬢は無邪気に笑う!ネタバレ感想!ラストは完結?

結論:女の嫉妬は男に扱える代物じゃない!?

嫉妬の化身。
この作品に出てくるソフィアは、欲望に飢えた獣のような女のエゴがむき出しに表現されています。
満足することを知らず、自分より上位存在である公爵令嬢ティアが持つものを渇望し、奪い獲るためには手段を選ばない、底なしの貪欲さ……

そんなソフィアと真逆である主人公のティアは、女でも惚れてしまいそうなくらいかっこいい女性です!

悪役令嬢は無邪気に笑う!ネタバレあらすじ!見どころは?

舞台は国王創立の貴族専用寄宿学校、ルシアーノ校での話です。

ラファエル王太子の婚約者であるティアは、ルシアーノ校の生徒会メンバーである美男子たち5人に囲まれています。
王太子に隠れて、まるで怯えたウサギのように震える美少女を演じるソフィア。
ティアはそんなソフィアを、サファイア色の美しい瞳で見下ろしています。

「ティア、おまえには失望した」
冷たく言い放ったのは、ティアの婚約者であるラファエル王太子。

「殿下、その後ろにいるソフィアの言動を、まさかそのまま鵜呑みにしたのですか?」
驚くティアを前に“お前は自分の婚約者として不適格だ”と、自主的な婚約破棄も勧められます。
ティアはため息をつき、ソフィアが捏造した悪事について、6人の男女を前に一つずつ冷静に反証していきます。

以前よりソフィアへの事実無根の侮辱や無視といった嫌がらせは、ティアの耳にも入っていました。
ティアは、そんな事態を“仕掛けて”演出するソフィアの挙動の原因が朧気ながらわかっているかのようです。
ただ可愛らしいというだけで、特段取り柄のないソフィアが生徒会のメンバーと行動を共にしている事実。

何か魂胆があるのでしょう……

ティアはそんなソフィアに丁寧に忠告するも全く聞き入れず、5人メンバーの一人の婚約者に頼まれ、虚言を止めるための話し合いを取り持ちますが、逆に挑発し返されてしまいます。
あくまで被害者の立場を堅持し、か弱い女生徒を演じ続けるソフィア。

「自分の心がティアに向くことは金輪際ない」
王太子は言い切りました。

「正式に婚約破棄をされてからの方がよろしいのでは?」
ティアは王太子にすぐさま返します。

「私は愛妾を許さない程狭量ではございませんよ」
と涼やかに続けます。

“もうあなたがたに言うことは何もありません”
そんな気概を放ちながら颯爽と歩み去るティアに、5人と悪女一人はただ歯ぎしりするしかなかったのです。

その後、ティアのもとにラファエル王太子がすごい剣幕で乗り込んできました。
ティアは王太子との婚約を破棄、カルバン帝国皇帝アルジャーノンとの婚姻を決めたというのです。
怒り狼狽える王太子に対し、ティアは皇帝と同席した際に見染められ、すぐさまプロポーズされたと嬉しそうに語ります。

現状王太子は婚約を破棄された身となり、王位継承権を持つ立場としては、沽券も何もあったものではありません。
このままでは継承権返上の憂き目にあうのも時間の問題……

「……私は、望んで王子になったのではない」
狼狽えながらも告白するラファエル王太子。

「それがソフィアさんに付け込まれた理由なので?
ならさっさと返上なさればいいのに。
結局愛妾を許すと言った私を娶って、王位も女も手に入れる、と。
……浅はかだこと」

その時、愕然とするラファエル王太子を尻目に、鬼の形相のソフィアが怒鳴り込んできます。
貪欲の化身、まさにモンスターの形相。

「触るんじゃないわよ!!」

驚きの表情そのままの王太子の手をはねのけ、一同に正体を見せつけるソフィア。
ティアが皇帝からもらった髪飾りを見て、

「返しなさいよ泥棒女!! ヒロインの私がアルジャーノン様のご寵愛の証として戴くものよ!」

モンスターの暴走はさらに続きます。

「隠しキャラのアルジャーノン様に逢う為に、逆ハーエンドにしなきゃならないんだから!!」

ティアにつかみかかろうとするソフィアを、ティアの侍女が鮮やかに取り押さえます。
ソフィアの魂胆、女の本性ともいうべき本心を知ったラファエル王太子は、その場に突っ伏してしまいました。

「早急にソフィアさんとの関係を清算なさる事をお勧めいたします」
そんな彼を前に、ティアが静かに直言します。

大陸一番の権力を持つ帝国皇帝と婚姻を結んだ公爵令嬢に手をかけようとした罪…… 言わずもがな、ソフィアは処刑されることになりました。
当然ラファエルも無傷では済みません、彼は皇位継承権を返上することになりました。

悪役令嬢は無邪気に笑う!面白い?つまらない?感想!

“あたしが一番最も優れたものを獲るの!”

“貪欲”などというありふれた言葉が陳腐に思えるほど、深い闇のソフィアさんでした。
彼女は自らの業の深さそのままに、奈落の底へ落ちていきましたとさ……

貪欲の化身と、愚かな男たちを涼しい顔であしらうティアの怜悧さ、ちょっと現実ではお目にかかれない淑女ぶりに、嫉妬すらおぼえてしまうのは、私だけではないはずです。

まとめ

とにかくスッキリします!
決して長い話ではなく、スラスラと読める作品ですので、手っ取り早く“ざまぁ”を味わいたい人には、超おススメです!

ティアさんみたいな女性を前にしたら…… 素直に跪けるかもしれません。
そんな男性、結構多そうですね!

FacebookTwitter

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。